BASKETBALL SHOOTING STUDIO

屋内バスケットボール
シューティング練習施設

所在地:山形県山形市
構造:木造
竣工年:2024年3月
設計監理:24設計室
施工:市村工務店
写真:土田有里子

山形市内に建つ東北地方初のバスケットボールシューティング練習施設です。

この練習施設は、学校の部活のあり方が見直されている現状を受け、地域内の子供たちが活動できる場所を増やそうという考えから計画されました。山形の気候上、夏場の猛暑と冬場の積雪により練習場所の確保が難しいことから冷暖房完備した屋内でトレーニングが行える施設となっています。

敷地は約10m×8mと狭小のため、シューティング・ゴール周辺の練習に特化した施設となります。できる限り広いコートを確保するため、容積率いっぱいの建築面積に天空率を駆使して最大限の建物高さとしました。

外観は、開口部を最小限に抑えることで防音に配慮したシンプルなデザインとしました。内部は足腰への負担を軽減するために樹脂製ハニカム床下地+スポーツ用床材を採用し、壁面には木繊維断熱材を用いることで断熱と防音・吸音効果を担っています。
バスケットリングは公式戦仕様となっており、モルテン製のシューティングマシン導入により、一人から複数名で効率的に練習が可能です。

施設は完全無人化を実現し、予約サイトで発行されたパスワードにより、自由な時間帯に利用することが可能となっています。